レポートの書き方の要点








始める前に…>研究史…>目的…>方法…>結果…>考察…>結論…>文献…>その他…>PDFファイルの作成
始める前に
内容を意識する
実験調査(レポート)のテーマを選択した理由
何を行ったのか.
何を伝えたいのか.
中心(根底)に据えるものは何か.
他者を意識する
「ある特定の内容(事柄)」を正確に分かり易く伝える.
表現を簡潔に(内容を凝縮)するよう心がける.
文字や図表の視認性に注意する.
その他
実験調査の方法・手続き・結果は整理されてるか.
これまでの研究結果などをふまえた上で,結果をどのように考えたか.
事前の予測と一致しているか.
研究史・研究背景・既往研究
3つのうちのいずれでも良い.心理系論文では「研究史」,建築系論文では「既往研究」という記述が多い.
文献を引用することが中心となるわけだが,引用文の記述方法は「柳瀬(2002)によると“地球は丸い”のであるが…」
もしくは,
「“地球は丸い(柳瀬, 2002)”というように…」
となる.
目的
何を調べて,何を明確にするために実験・調査を行ったのかを簡潔に記述する.
独自の目的を設定する場合は,テキストと一致しなくて良い.
研究史・研究背景・既往研究と関連づけて,研究の必要性が論理的に導き出されていると良い.
表現は「現在形」とする.
方法
他者が「同じ事をできるような説明」をする.
表現は「過去形」とする.
実験条件
実験場所:○○大学××号館△△教室
実験日時:○○年××月△△日 ○○時~××時
実験環境:明るさ・騒音の有無・気温などを必要に応じて
被験者
年齢:10代・20代・30代…という設定も可
性別:男女比を記述する
職業
健康状態
謝礼の有無
実験材料・装置
刺激に関する情報を詳しく提示する.
パソコンを使った際には,機種やスペックなどを示す.
写真を貼ったり,図で示すことも重要.
実験手続き
実験手順を箇条書きで簡潔に記述する.
図を用いて示すのが望ましい.
被験者に対して与えた指示(インストラクション)を明記すること.
その他
実験・調査時に気になったことや,質問されたことを書く.
必要と感じたことがあれば追記する.
結果
図表を駆使して,多くのデータを簡潔にまとめる作業に終始する.
図表作成時の注意点
必要であるか良く考える.図表の無駄は大きなマイナス.
読み手が理解し易いか否か.
伝えたい情報が全て含まれているか否か.
内容に相応しいグラフ(折れ線・円・棒・散布)を用いる.
図表に示す数値の桁数は統一する.
図表の掲載に必要なもの
通し番号
できるだけ簡潔な表題
表に含まれる「数値の単位」,グラフの場合は「縦軸・横軸の説明」など
本文を読まなくても,ある程度は理解できるような「脚注(説明)」
その他
基本的にモノクロで作成する.
記号を用いる際は,その説明を忘れないこと.
パソコンを用いる際は,プリント設定やレイアウトを工夫して,1枚の紙に複数の図表が印刷されるように工夫する.紙の無駄使いは減点の対象としますので注意しましょう.
文章は「データの処理方法・処理結果・図表の説明」となる.したがって,「図○に示すように…であった」「表×から理解されるように…有意さが見られた」「…という結果が示された(図△)」というような表現を用いることとなる.
基本的に表現は「過去形」でまとめる.
分析に用いた数式を示す必要は原則として無い.
検定結果のまとめかたなどは,個々の相談に応じる.
考察
研究史・研究背景・既往研究で扱った内容からの多少の逸脱は良しとする.
オリジナルな結果の解釈を試みることが大切.
参考文献を引用することも必要だが,それがメインとなってはいけない.
実験・調査前に予想していた仮説と一致した結果が得られたか否か.どちらにしても,そこから考えられることを記述する.
結果の整理と対応させて書くことが望ましい.
正解は無いと言っても過言ではないので,自由に記述すること.ただし,実験・調査のデータに基づいた範囲で行う点に注意する.
結論
結果と考察を簡潔にまとめる.箇条書きを中心としても良い.
おわりの部分に,反省点や今後の課題を明示することが望ましい.
文献
引用文献は必ず書かなければならない.
参考とした文献も全てを書くことが望ましい.
記述方法は学問分野によって異なるので,各自で調べること.図書館で専門書や論文を一読すると容易に理解できるはずです.
その他
文章は「~である」調に統一し,「~です」「~ます」調は用いない.
主語を明確にするように心がける.
文章は短く切って,だらだらと長くしない.
固有名詞などの略し方: 認知距離(Cognitive Distance: 以下“CD”とする)
被験者の名前など,プライベートに関係するデータは記述しないこと.
PDFファイルの作成
利用するエディターに依存するので,各自マニュアルを読むこと.
LaTexの場合は「dvipdfm→半角スペース→ファイル名→return」という手順にて作成できる.
